お知らせ

8月~11月の上旬にかけて5回の研修を開催しました。

開催した施設内研修

<事例発表も含め褥瘡についての講習>

<高齢者施設における感染症対策>

<高齢者施設におけるターミナルケアー>

についても学び実際のケアにおける職員の認識や連携の重要性など、また家族様との関わりについても深く考える事ができました。

10月16日には、高沢病院・西東京ケアセンターの共通課題研修として、

「緩和ケアの看護」について看護協会より講師をお招きし、近隣の病院からも参加者を募り開催を致しました。

今後も教育委員会とし、法令研修をはじめ必要に応じて研修を計画していきたいと思います。

「排泄する」とは生きている限り誰にでもある生理現象のひとつです。

体の調子が悪い時はそのまま排泄にも影響します。

逆にすっきり排泄できなければ体の調子も悪くなります。

身体的にも大きな影響を与える排泄ですが、この「生きている限り誰にでもある」

当たり前の行為を当たり前に行えるように支援していきたいと考えています。

では、当たり前の排泄とはなんでしょうか?

私たちが普段排泄をするときのことを考えてもらえばわかると思いますが、

場所としてトイレで個室であること、その個室には当然自分ひとりで入り、

鍵をかけ、誰からも見られないように行っています。

そして、衣類をおろして排泄します。

衣類をつけたまま排泄をすることが当たり前の排泄ではないですよね。

 

そうすると、いくら高齢になったとしてもオムツをつけたままトイレ以外の場所で

排泄をすることは当たり前ではないことが分かります。

オムツはあくまでも補助下着であってトイレの代わりにはならないのです。

もちろん疾病、障害の具合で一時的にオムツに頼らなくては

いけない状況はありますがそれは「当たり前の状況ではないこと」

をきちんと理解して使用していき、

最後まで尊厳のある排泄の支援をしていけるよう努めてまいります。

 

入浴の効果とは身体の清潔を保つためではありますが第一でありますが

 「さっぱりする」

 「一日の疲れを癒す」

 「リラックスできる」

 「気の合う仲間との裸の付き合い=親近感」

などといった精神的に作用する事が多くあります。

 

その精神的に作用する入浴ですから、利用者様個々の好みやこだわりが発見できる場面でもあります。湯の温度や量、入浴時間や洗い方、環境また入浴介助のスタッフなど

 多くの利用者様の特徴が発見できる場面ですので個別での対応を実施し利用者様と信頼関係をより深められる様、心掛けております。

11月1日より施設内での感染症まん延予防の一環としてご面会時にはマスクの着用をお願いしております。お手数をお掛け致しますがご面会の際は、マスクのご持参にご協力をお願い致します。

 なお、マスクをお持ちでない方は、事務所にてマスク販売を致しておりますのでお気軽にお声掛けください。 感染予防、まん延防止の観点から皆様のご理解ご協力頂きますようお願い致します。

また、11月16日(土)、23日(土)の9:00~12:00の間、利用者様対象で結核検診を予定しております。当日は午前中、面会時間と結核検診が重なっているため面会時にご迷惑をお掛けする場合もございますがご協力お願い致します。

当センターでは、各フロアに

「食事満足度をあげるために~食事に対する利用者様の意見ノート」というものを置いています。

毎食ごとに利用者の皆さまから頂いたご意見・ご要望をノートに書き留め、毎月の委員会で確認し合い、より良い食事を皆さまに提供できるようにと努めています。

そんな中、「しょっぱいものが食べたい」「おやつの時間にたまにはおせんべいが食べたい」等の意見を参考に、9月19日にかっぱえびせんをおやつの時間に提供しました。

適度な硬さがあり、塩味も効いて、食べやすい一口サイズのスナック菓子です。

やめられない、とまらない♪ のCMでお馴染みですね。

皆さまにもご好評頂けたようで、あっという間に食べ終わってしまいました。

毎日の食事の時間を楽しみにされている方はたくさんいらっしゃると思います。

皆さまが楽しみにして下さっている食事の時間に、がっかりしたり物足りないと思うことがないように、皆さまの「あれが食べたいなぁ」というお気持ちにお応えできるように、

スタッフ一同これからも試行錯誤して参ります。

(食事サービス委員会)

7月に紹介した事があますが、施設内感染を予防するために感染対策委員会というものがあります。メンバー構成は、医師である施設長をはじめ役職問わずデイケア・クリニックの看護師、介護員等のメンバーとなっており、より現場に密着した感染予防に努めています。

委員会は月1回開催し、今月は10月に実施予定の「手洗い月間」のすすめ方について話し合いを実施しました。
先日、手洗いがどの程度きれいに洗えているかチェックできる‘グッリターバグ‘という器械を使用し、普段目にする事が出来ない洗い残しを目視で確認する事が出来ました。この月間で手洗いが正しく習慣付できるようにしたいと思っています。
写真は去年の手洗い月間に使用した手作りポスターです。今年も職員の手作りポスターを作成しますのでお楽しみに・・・。

感染対策委員会 看護主任 赤枝

事故対策委員会では、年間目標に 
①事故防止対策の徹底(重大事故防止、事故件数減少)
②危機管理意識の強化(担当フロアでの危険箇所などに目を向ける)
を挙げております。

事故は未然に防ぐことが重要で、起こしてはならないものです。

図らずも起きてしまった事故に対して真摯に向き合い、反省し、原因を分析して
いかなくてはなりません。更に今後に活かすための行動が必要です。

具体的には、
1.転倒転落アセスメントシート(入所時、以後3ヶ月毎に評価)を
  看護・介護・リハビリの各計画内容に反映し生活の充実を図る事。
2.各種センサーマット(ベッドから起き上がると鳴る、車いすから離れると鳴る、
  足を下ろすと鳴るもの)の必要判断を行なう。
  アセスメントシートに準じて試行と継続について定期的に話し合いを行なう。
3.事故報告よりデータ集計と分析を行ない、全職員が再発防止に活かし行動に活かす事。

安心・安全・安楽な生活がご提供できるよう活動して参ります。

事故対策委員 リハビリテーション課 主任 田川陽介

介護の現場では、生きていくために必要な三大介護「食事」「排泄」「入浴」を気持ちよく介助し、身体の健康を
保つための努力をしています。
しかし、身体の健康を保つことができても日々を生きているだけで何も楽しいことがないのでは
本当の意味で健康とは言えないのではないかと考えます。

 高齢者に限らず、私たちが人生を楽しむためには「心の栄養補給」や「心のケア」も大切です。
楽しみのない生活は生きる力を低下させ、ADL の低下にもつながります。
介護が必要になっても「楽しみ」や「生きがい」を提供し、
ご利用者一人ひとりの楽しみが継続できることはとても大切なことです。
そして私たちがそのお手伝いをさせていただき、
共に喜んだり、楽しんだり、時に悔しがったりする時間を一緒に過ごせることは大きな喜びです。
これからも私たちの取り組みの延長線上にご利用者の笑顔があるよう努力を続けていきたいと思います。

なお、施設1階には入所様皆様で制作した作品を展示しております。ご面会の際に是非、ご覧ください。

教育委員会では平成25年度の研修計画を立て、毎月研修を行っています。
外部講師をお願いすることや、当施設の職員が講師となる研修も多くあります。
どの研修もわかりやすく、現場に活かせる内容ではないかと思います。

4月~7月は7回の研修を開催しました。
5月に開催した「接遇」の研修では常に自分の言動を振り返り言葉使い、身だしなみ、
聞き方話し方には注意しなければならないことを再確認できました。
また、ケース発表もあり現場で活かせることもありよい研修となりました。

キャリアアップのためにもよい研修が行えるように教育委員会では活動を行っています。