ヒヤリからはじめる事故対策

事故対策委員会は、10月18日に施設内で研修を実施しました。

研修を行うにあたり、看護・介護職員対象に『危険と思う箇所、状況』などをアンケート形式にて集計を行いました。この集計結果を研修で職員に報告し、職員にフィードバックしました。今後職員が利用者様の危険回避、事故防止の一助となることと思います。

さて、事故を防ぐために有効なのは、「ヒヤリ」とした場面をできるだけ多く集めることと言われています。なぜでしょうか?「ヒヤリ」で止まれば事故は起こらないからです。

「ヒヤリ」と感じるのは、あと一歩で事故になる寸前のこともありますが、安全意識の高い人は、普通の人では気付かないことで「ヒヤリ」と感じます。

このように大切な「ヒヤリ」を職員で共有し、利用者様の安全を守る為に、事故報告書の改訂に取り組んでいきます。

施設内研修について

8月~11月の上旬にかけて5回の研修を開催しました。

開催した施設内研修

<事例発表も含め褥瘡についての講習>

<高齢者施設における感染症対策>

<高齢者施設におけるターミナルケアー>

についても学び実際のケアにおける職員の認識や連携の重要性など、また家族様との関わりについても深く考える事ができました。

10月16日には、高沢病院・西東京ケアセンターの共通課題研修として、

「緩和ケアの看護」について看護協会より講師をお招きし、近隣の病院からも参加者を募り開催を致しました。

今後も教育委員会とし、法令研修をはじめ必要に応じて研修を計画していきたいと思います。

排泄とは・・・

「排泄する」とは生きている限り誰にでもある生理現象のひとつです。

体の調子が悪い時はそのまま排泄にも影響します。

逆にすっきり排泄できなければ体の調子も悪くなります。

身体的にも大きな影響を与える排泄ですが、この「生きている限り誰にでもある」

当たり前の行為を当たり前に行えるように支援していきたいと考えています。

では、当たり前の排泄とはなんでしょうか?

私たちが普段排泄をするときのことを考えてもらえばわかると思いますが、

場所としてトイレで個室であること、その個室には当然自分ひとりで入り、

鍵をかけ、誰からも見られないように行っています。

そして、衣類をおろして排泄します。

衣類をつけたまま排泄をすることが当たり前の排泄ではないですよね。

 

そうすると、いくら高齢になったとしてもオムツをつけたままトイレ以外の場所で

排泄をすることは当たり前ではないことが分かります。

オムツはあくまでも補助下着であってトイレの代わりにはならないのです。

もちろん疾病、障害の具合で一時的にオムツに頼らなくては

いけない状況はありますがそれは「当たり前の状況ではないこと」

をきちんと理解して使用していき、

最後まで尊厳のある排泄の支援をしていけるよう努めてまいります。

 

入浴の目的とは

入浴の効果とは身体の清潔を保つためではありますが第一でありますが

 「さっぱりする」

 「一日の疲れを癒す」

 「リラックスできる」

 「気の合う仲間との裸の付き合い=親近感」

などといった精神的に作用する事が多くあります。

 

その精神的に作用する入浴ですから、利用者様個々の好みやこだわりが発見できる場面でもあります。湯の温度や量、入浴時間や洗い方、環境また入浴介助のスタッフなど

 多くの利用者様の特徴が発見できる場面ですので個別での対応を実施し利用者様と信頼関係をより深められる様、心掛けております。

面会について

11月1日より施設内での感染症まん延予防の一環としてご面会時にはマスクの着用をお願いしております。お手数をお掛け致しますがご面会の際は、マスクのご持参にご協力をお願い致します。

 なお、マスクをお持ちでない方は、事務所にてマスク販売を致しておりますのでお気軽にお声掛けください。 感染予防、まん延防止の観点から皆様のご理解ご協力頂きますようお願い致します。

また、11月16日(土)、23日(土)の9:00~12:00の間、利用者様対象で結核検診を予定しております。当日は午前中、面会時間と結核検診が重なっているため面会時にご迷惑をお掛けする場合もございますがご協力お願い致します。

「食事に対する利用者様の意見」

当センターでは、各フロアに

「食事満足度をあげるために~食事に対する利用者様の意見ノート」というものを置いています。

毎食ごとに利用者の皆さまから頂いたご意見・ご要望をノートに書き留め、毎月の委員会で確認し合い、より良い食事を皆さまに提供できるようにと努めています。

そんな中、「しょっぱいものが食べたい」「おやつの時間にたまにはおせんべいが食べたい」等の意見を参考に、9月19日にかっぱえびせんをおやつの時間に提供しました。

適度な硬さがあり、塩味も効いて、食べやすい一口サイズのスナック菓子です。

やめられない、とまらない♪ のCMでお馴染みですね。

皆さまにもご好評頂けたようで、あっという間に食べ終わってしまいました。

毎日の食事の時間を楽しみにされている方はたくさんいらっしゃると思います。

皆さまが楽しみにして下さっている食事の時間に、がっかりしたり物足りないと思うことがないように、皆さまの「あれが食べたいなぁ」というお気持ちにお応えできるように、

スタッフ一同これからも試行錯誤して参ります。

(食事サービス委員会)

感染対策について 

7月に紹介した事があますが、施設内感染を予防するために感染対策委員会というものがあります。メンバー構成は、医師である施設長をはじめ役職問わずデイケア・クリニックの看護師、介護員等のメンバーとなっており、より現場に密着した感染予防に努めています。

委員会は月1回開催し、今月は10月に実施予定の「手洗い月間」のすすめ方について話し合いを実施しました。
先日、手洗いがどの程度きれいに洗えているかチェックできる‘グッリターバグ‘という器械を使用し、普段目にする事が出来ない洗い残しを目視で確認する事が出来ました。この月間で手洗いが正しく習慣付できるようにしたいと思っています。
写真は去年の手洗い月間に使用した手作りポスターです。今年も職員の手作りポスターを作成しますのでお楽しみに・・・。

感染対策委員会 看護主任 赤枝